おがわ まゆこ
インスピレーションの源泉って、何だろう?って考えたりする。いろんな事象の影響で、どんな形であっても、私たちは常に無意識的に`情報`を吸収している。私たちは、そうした`情報`に、それぞれ個々の思考や感情をつかって、反応し、考え、想像し、内側の井戸のような部分から、`現実`という世界へ感じたまま創造していく、という作業をする。結局、`現実`って何だろう? とも考えたりする。
自分を表現する、自分が感じた事、考えた事を表現するっていう願望はいったいどこから来るのだろう?
アーチストを、外側(環境や社会)で起きている事に対する表現者、翻訳者と例えたとしたら、創造活動とは、様々な人々に共通する土台としての視覚的コミュニーケーションとなりえるかもしれない。ただ、翻訳者として、どんな言語(ビジュアル形態)を選ぶかは、とても個人的なものであるし、個々それぞれのビジョンや認識、視覚的な見方が影響している。